「ちゃんけん」すらできなかった頃の息子
わが家の息子は今年から小学1年生。いわゆる「発達障害グレーゾーン」にいて、現在は療育機関にも通っています。
そんな彼の特性の一つに「負けることが極端に苦手」というものがあります。
ちゃんけんで負けるだけでも怒ったり、泣いたり、物に当たったり…。
一時期は「やりたくない」と言って、ちゃんけんすら避けるようになっていました。
療育(リタリコ)で出会った最初の「UNO」
そんな息子が、療育専門機関(リタリコ)で最初に体験したのが 「UNO」 でした。
私は最初、「えっ、カードゲーム?」と意外に思ったのですが、今思えばこれがとても良い選択だったのです。
UNOには、
- 「順番を守る」
- 「ルールを理解する」
- 「勝ち負けを経験する」
- 「感情をコントロールする」
といった、集団生活や対人関係で重要な要素がたくさん詰まっていました。
家庭でも「UNO」を導入してみた
療育の帰り道、「UNOやったんだよ」と話してくれたのをきっかけに、我が家でもUNOを購入しました。
今ではほぼ毎日遊んでいます。
ただ、もちろん最初から順調だったわけではありません。
負けると怒ったり、涙目になったり…。
親としても「また癇癪が始まるかも」と不安になる瞬間はたくさんありました。
正直、わざと負けてあげる日も多いです(笑)。
涙と怒りの中でも、少しずつ変わってきた
しかし、最近になって変化が見えてきました。
- 自分の番をちゃんと待てるようになった
- 「負けたけど楽しかったね」と言えるようになった
- 「今度は勝つぞ」と前向きな気持ちになってきた
完全にコントロールできるようになったわけではありませんが、
**「ゲームを通じて感情を整える」**という意味で、UNOは本当にいい教材だと実感しています。
負けることも「学び」になるんだと気づかせてくれたUNO
発達特性がある子にとって、「勝ち負け」はとても大きな壁です。
でもUNOのような遊びを通じて、小さな成功体験や、うまくいかなかったときの悔しさも、成長につながっていく。
私はそれを目の前で見て、心からそう思いました。
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まとめ
遊びが「訓練」になる。
そんなふうに子どもの成長をサポートできるUNOは、単なるゲーム以上の価値があると感じています。
もし同じように「負けることが苦手」なお子さんがいるなら、ぜひ一度遊んでみてください。

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