はじめに
最近、「バイブコーディング(Vibe Coding)」という言葉をよく耳にするようになりました。
AIと会話しながらソフトウェアを作る開発スタイルのことですが、正直なところ最初は半信半疑でした。
私はIT業界で16年以上、PHPやC#を使った業務システム開発、API開発など、いわゆる一般的なシステム開発を一通り経験してきました。
そんな私でも、今回Claudeを使って動画作成ツールを作った体験はかなり衝撃的でした。
「AIがコードを書く」というだけでなく、
“開発そのものの進め方が変わった”
という感覚です。
今回は、Claudeと会話しながら動画作成ツールを作ってみて感じたことを、現役エンジニア目線でリアルにレビューします。
動画作りで一番大変なのは「編集」ではなく「地味な作業」だった
私は最近、趣味で危険生物をテーマにしたYouTube Shortsを運営しています。
最初は動画編集そのものが大変だと思っていたのですが、実際にやってみると違いました。
本当に時間が取られるのは、
- 画像のリサイズ
- ファイル整理
- 動画素材の配置
- サムネイル管理
- テキスト作成
といった細かな作業です。
一つ一つは難しくないのですが、動画を量産しようとすると地味に時間を奪われます。
「これ、人間がやる必要あるのかな?」
「ツール化できないだろうか」
と考えたのが、今回の開発の始まりでした。
16年前とは違う!Claudeへの相談から始まる新しい開発フロー
昔の開発であれば、まずは技術調査から始まります。
どのライブラリを使うか、どの言語で作るか、サンプルコードや類似事例はあるかをGoogle検索やStack Overflowなどで何時間も調べ、環境構築だけで半日終わることも珍しくありませんでした。
エンジニアなら誰でも経験があると思います。
しかし今回は違いました。
まずClaudeに、
「複数画像から動画を生成したい」
「ショート動画用に加工したい」
と日本語で相談すると、必要なライブラリ、サンプルコード、実装方法、改善案まで一気に提案してくれます。
もちろんそのまま完璧に動くわけではありません。
それでも、
「次に何をすればいいか」が常に見えている状態
になります。
これは想像以上に大きな違いでした。
以前、子ども向けのゲームを作った際もAIには助けられましたが、今回のツール開発ではさらにAIの進化を実感しました。
劇的に楽になったエラー対応
実際には開発中にエラーも大量に出ました。
開発経験がある人なら分かると思いますが、本当に時間がかかるのはコードを書くことよりもエラー調査です。
昔なら、
- エラーメッセージをコピーして検索
- 英語の記事を読む
- 関連フォーラムを巡回する
という作業で数時間溶けることも珍しくありませんでした。
しかし今回は、エラー内容をそのままClaudeへ貼り付けるだけです。
すると、
「原因はここです」
「この部分を修正してください」
と返ってきます。
もちろん全て正解とは限りません。
それでも調査の出発点を示してくれるため、解決までの時間が大幅に短縮されました。
まるで隣に優秀な後輩エンジニアが座っているような感覚でした。
「会話量>コード量」の衝撃
今回の開発で最も印象的だったのは、自分でコードを書いた量より、Claudeとの会話量の方が圧倒的に多かったことです。
昔は、
「プログラミング=コードを書く」
でした。
しかし今は、
「プログラミング=問題を整理して伝える」
に近づいている気がします。
- 何を作りたいのか
- 何に困っているのか
- どんな結果を期待しているのか
を的確に言語化する能力の方が重要になってきています。
これは16年前には想像もできなかった世界です。
AIはエンジニアを不要にするのか?
最近、「AIはエンジニアを不要にするのか?」というテーマをよく見かけます。
個人的な意見としては、不要になるとは思いません。
なぜなら、
- 何を作るのか
- どの仕様にするのか
- どこで妥協するのか
という最終的な意思決定は人間がする必要があるからです。
しかし、AIによって開発効率は間違いなく上がります。
昔なら休日を丸一日使っていた作業が、数時間で形になることもあります。
調査、実装、エラー対応、改善案の提案といった部分では、非常に頼れる存在です。
まとめ|AIはエンジニアを不要にするのではなく「最高の相棒」になる
数年前の自分なら、
「面倒だからやめておこう」
と思っていたツールでも、今は気軽に作ってみようと思えるようになりました。
今回、Claudeと会話しながら動画作成ツールを作ってみて感じたのは、
AIはエンジニアの代わりではなく、優秀な相棒に近い
ということです。
16年間開発を続けてきましたが、ここまで開発の進め方そのものが変わる体験は初めてでした。
もちろん最終判断は人間が行います。
しかし、
- 調査
- 実装
- エラー対応
- 改善案の提案
といった部分では、AIは非常に頼れる存在です。
これからAIがどこまで進化するのかは分かりません。
ただ一つ言えるのは、開発者にとって本当に面白い時代になったということです。
よくある質問(FAQ)
Q. バイブコーディングとは何ですか?
AIと会話しながらプログラムを作っていく新しい開発スタイルです。コードを書く量よりも、やりたいことを整理してAIに伝える時間が増えるのが特徴です。
Q. Claudeは本当に開発に使えますか?
かなり使えます。特にアーキテクチャの設計相談や、エラー原因の調査においては非常に強力なサポートをしてくれました。
Q. エンジニア経験がなくても使えますか?
以前よりは圧倒的に始めやすくなっています。ただし、AIが提案したコードの意味や構成を判断するため、基本的なIT知識があるとよりスムーズに開発が進むと思います。
Q. ChatGPTとClaudeはどちらがおすすめですか?
私は両方使っていますが、プログラミングの設計相談や長いコードのやり取り、エラー修正においては、個人的にClaudeの方が文脈の理解力が高く活躍する場面が多くありました。

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